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利他のすすめ |
チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵 |
日本理化学工業(株)会長 大山泰弘
著
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2011年4月刊行 |
定価
本体 1,400円+税 |
四六判 ソフト上製 176ページ |
ISBN 9784872905083 |
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---------------------------------------------------------------------- 知的障害者とチョークをつくって50年――。 「日本でいちばん大切にしたい会社」をつくった経営者、初の自己啓発書! ---------------------------------------------------------------------- ●著者の大山さんは、『日本でいちばん大切にしたい会社』(坂本光司・著、あさ出版・刊)で紹介され、 日本全国を感動させた日本理化学工業をつくり上げた経営者です。
●ひょんなきっかけで就労体験で受け入れた知的障害者が一所懸命に働こうとする姿に心を打たれ、 その生涯を障害者雇用に捧げてきた人物です。
●当初、大山さんは、「なぜ、知的障害者はつらい思いをしてまで、一所懸命働こうとするのか」と疑問を持ち続けていました。 そして、あるとき、僧侶から聞かされた言葉で開眼します。
人間の幸せは、ものやお金ではありません。 人間の究極の幸せは次の四つです。 人に愛されること、 人にほめられること、 人の役に立つこと、 そして、人から必要とされること。 愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られます。 障害をもつ人たちが働こうとするのは、 本当の幸せを求める人間の証なのです。
●それ以来、著者は「人の役に立つ」=「利他のこころ」で生きる人生を送られました。そして、知的障害者とともに働くことで
・人のせいにしないから、自分が磨かれる ・本気で相手のためを思う。それが強い絆を生む ・自分を去れば、強く生きられる ・迷ったときこそ、人のために動く などの深い「学び」をされてきました。
●社会の一隅を照らしてきた大山さんでしたが、ふと気が付くと日本中の人々から温かい支援に包まれている自分を見出され、「自分なりの人生をまっとうできた」という深い満足感にたどり着きました。
●こうした大山さんの人生を振り返りながら、「利他」こそ強く、幸せに生きる根源であることを説いたのがこの一冊です。
●大震災により、日本が国難に直面した今こそ、「利他のこころ」を大事にしたいとお考えでもあります。そして、日本人が古来大切にしてきた助け合う精神を忘れなければ、きっと日本は再生できるというメッセージも込められています。 |
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大山 泰弘(おおやま・やすひろ) 1932年東京生まれ。中央大学法学部卒業後、病身の父の後を継ぐべく日本理化学工業(株)に入社。専務として実質的に経営に携わる。1974年、社長に就任(2008年に会長)。翌1975年には、川崎市に日本初の知的障害者多数雇用モデル工場を建設。現在、74人の社員のうち55人が知的障害者(障害者雇用割合約74%)。製造ラインをほぼ100%知的障害者のみで稼動できるよう、工程にさまざまな工夫を凝らしている。こうした経営が評価され、2009年、渋沢栄一賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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はじめに
第1章 何千年たっても変わらないこと 1 お釈迦さまの知恵。 2 人間の究極の幸せ。
第2章 誰かの役に立ってこそ、幸せ 3 待つことで、人は必ず成長する。 4 幸せこそ、人を成長させる原動力。 5 人のせいにしないから、自分が磨かれる。 6 常識にしばられず、自由に考える。 7 本気で相手のためを思う。それが、「強い絆」を生む。 8 働くことで、愛までも得られる。
第3章 「利他の心」が人生を拓く 9 人のために動くから、「働」と書く。 10 そばにいる人の役に立つ。それが、生きる原点。 11 自分を去れば、強く生きられる。 12 人の役に立つことで、個性が育まれる。 13 「私」を離れて「公」に至る。 14 迷ったときこそ、人のために動く。 15 周りの人に支えられて、人は生かされる。
第4章 「幸せな自分」をつくる 16 一隅を照らす。 17 逆境を受け入れ、それを最大限に生かす。 18 利他の積み重ねが、「幸せな自分」をつくる。
終章 誰もが働ける、幸せな世界を
おわりに |
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