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学校に行けない子どもの気持ちがわかる本

電子版あり
学校に行けない子どもの気持ちがわかる本 学校に行けない子どもの気持ちがわかる本
発行年月 2023年3月刊行
価格 定価 1,650円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 208ページ
ISBN 978-4-86621-438-2
オンライン書店で購入

※電子書店はKindleでご購入いただけます。

内容紹介

「子どもが何を考えているのかわからない」と、
絶望的な気持ちになっていませんか?

「不登校になったのは私のせい」
そうやって自分を責めてはいませんか?

不登校の悩みは時代によって変わってきています。
以前は「学校へ行くのは当たり前で、そうしないと社会に出ていくときに困る」という印象だったものが、
今は「無理して学校に行かせなくていい」という声が多くなってきました。
とはいえ、「学校に行かせなくてもいい=悩みがなくなる」わけではないでしょう。

「復学どころか、親子のコミュニケーションさえもできなくなってしまった」
「ゲームばかりしていて、将来についてどう考えているのかわからない」
「こうなってしまったのは私の育て方が悪かったせいだ」

こんな悩みを抱く親御さんのために、
実際に不登校・引きこもりを経験したカウンセラーの先生が、
子どもの立場に寄り添った解決の方法を教えます。

親の心を落ち着かせるワークや、子どもの心に寄り添う5ステップなど、具体的な方法が満載です。

不登校で苦しんでいるのは子ども自身。
「ありのままの自分を受け容れてほしい」
このような願いと葛藤の中で自分の居場所を探しています。

自分のありのままを、子どものありのままを受け容れられるようになる1冊。

 

【日刊ゲンダイ(2023年7月15日)で紹介!】

目次

はじめに

第1章 あなたは悪くありません

「不登校」が悩みの全てでしょうか?

なぜ、ありのままを受け容れることが
不登校の子どもにとって必要なのでしょうか?

心のモヤモヤを整理する7つの質問
① あなたは何に悩んでいるのですか?
② 自分を責めていませんか?
③ 「それでもいい」と無理に言い聞かせていませんか?
④ 現実と感情を分けられていますか?
⑤ 自分と子どもの問題を分けられていますか?
⑥ あなたにとってのゴールはどこにありますか?
⑦ 子どもの話を聞くときにアドバイスをしていませんか?

ありのままを受け容れられていない自分に気づく

ありのままを受け容れる3つのワーク
① 自分をねぎらう
② 自分の心の声を聴く
③ 心の器をつくる

自分を受け容れられると子どもも受け容れられる

子どもから精神的に自立するには

子どものケアと自分のケアは並行してやる

仲間探しには注意が必要

第2章 子どものケアをするときの基本

子どもと接するときの7つのポイント
① 子どもを見る
② 子どもの話を聞く
③ 子どもと話をする
④ 子ども自身に責任ある行動を求める
⑤ 大切なことはきちんと話し合う
⓺ 心を閉ざした子どもに対しては
➆ 子どもが暴力をふるう場合には

学校に行けない子どもにはいつも葛藤がある

第3章 集団タイプ・個人タイプの子どもたち

人は集団タイプと個人タイプに分かれる

集団タイプの親と個人タイプの親について

集団タイプ・個人タイプの子どもに共通すること

集団タイプの子ども
① 集団タイプの子どもの特徴
② 集団タイプの子どもが不登校になったら
③ 集団タイプの子どもの学習
④ 集団タイプの子どもと社会との関わり

個人タイプの子ども
① 個人タイプの子どもの特徴
② 個人タイプの子どもが不登校になったら
③ 個人タイプの子どもの学習
④ 個人タイプの子どもと社会との関わり

第4章 不登校解決までのステップ

不登校は時間が解決してくれるわけではない

ステップ① 不登校スタート期
子どもの様子
親の対応

ステップ② 不登校本格期
子どもの様子
親の対応

ステップ③ 落ち着き期
子どもの様子
親の対応

ステップ④ 過去の清算期
子どもの様子
親の対応

ステップ⑤ 回復期
子どもの様子
親の対応

第5章 よくある質問

Q1 まわりの理解が得られなくて、私も子どももつらいです。「学校へ行け」というまわりの目から子どもを守るにはどうしたらいいでしょうか?

Q2 子どもがゲームばかりしていたり
動画を毎日長時間見ていたりして心配です。
どのように対応したらいいでしょうか?

Q3 子どもが親に対して完全に心を閉ざしてしまいました。誰に、どうやって間に入ってもらったらいいでしょうか?

Q4 検査をしたら子どもに障がいがあることがわかりました。それでも不登校は解決できますか?

おわりに

著者紹介

今野 陽悦(こんの ようえつ)

不登校・引きこもり専門カウンセラー。
10代の頃に不登校や引きこもりを経験し、どうにかして現状を変えたいとカウンセリングを受講しながら、自身もカウンセリングや心理学を学ぶ。そこでさまざまな手法と出会い、多くの人の愛と助けで徐々に心の葛藤から解放される。
引きこもり時代の自分と同じように悩んでいる人の力になりたいと、自身の経験を通じて、20歳の頃から不登校・引きこもりなど子どもの問題を専門としたカウンセラーとして活動を開始。子どもの気持ちに寄り添い、一緒に解決していくカウンセリングスタイルが話題となり、のべ1万件を超えるカウンセリングを行う。
カウンセリング活動のかたわら、無料メールマガジン「不登校・引きこもりのお子さんを持つ親御さんのための親子関係講座」(購読数約7万人)を発行し、不登校・引きこもりの改善に向けての情報発信にも力を入れている。