● 発行年月 | 2019年3月刊行 |
● 価格 | 定価 本体 1,500+税 |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 240ページ |
● ISBN | 978-4-86621-204-3 |
「成功させようとする」子育ては、ストレスが高い子が生まれ、幸福感も年収も低くなる。
「幸せな子に育てれば、おのずと成功する」――AI時代に活躍できる子どもの育て方。
「成功するから幸せではなく」「幸せな子が成功する」というエビデンスをもとに、これからの時代、幸せな「世界に通用する子ども」になる道がわかるでしょう。
単純な仕事がAIにとって代わられる「AI時代」に活躍できるのは、人とつながれる「幸せな子」。
日本人はともすれば「統制型」で、罰や報酬で子育てしがち。
しかし統制的に子育てをすると「いい子でなければならない」と、人に弱みを見せられない子になり、ひいては人とつながれず、幸福感が薄い子に育つ。
一方、「支援型」で育った子のほうが、年収も健康も幸福度も高いそう。
●幸せな人はそのままで成功する
●どんな罰も子どもをダメにしてしまう
●ご褒美も子どもをダメにしてしまう
●報酬は創造性の高いことには効かない
●報酬をもらうと興味は落ちてしまう
●自己決定理論は人間性を尊重する
●子どもの成功と幸せを願うなら支援型
●親は子どもが甘えられる安全基地
●親子の関係が子どもの幸せを左右する
●親の批判が子どもをダメにする
●自分が満たされるとまわりも満たされる
●ほめるときには期待を込めない
●強みを見ていれば問題行動はなくなる
●子どもはご褒美より親の信頼が嬉しい
●親は子どもの課題を取り上げない
●親が圧力を感じていると子どもに影響する
●人とのつながりがウェルビーイングを高める
…など、科学的に検証された子育てスキルは、つらい子育てを確実に楽にしてくれます。
「子育ての道具箱」になるように、たくさんのツールが詰め込まれている本書をぜひ手にとってみてください。
松村亜里(まつむら あり)ウェルビーイング心理教育アカデミー 代表理事
ニューヨークライフバランス研究所 代表
母子家庭で育ち中卒で大検をとり、朝晩働いて貯金をしてニューヨーク市立大学入学。首席で卒業後、コロンビア大学大学院修士課程(臨床心理学)、秋田大学大学院医学系研究科博士課程(公衆衛生学)修了。医学博士・臨床心理士・認定ポジティブ心理学プラクティショナー。
ニューヨーク市立大学、国際教養大学でカウンセリングと心理学講義を10年以上担当し、2013年からニューヨークで始めた異文化子育て心理学講座が好評で州各地に拡大。ニューヨークライフバランス研究所を設立してポジティブ心理学を広めている。2017年に一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミーを日本で設立。幸せを自分でつくり出す人を増やすために、エビデンスに基づいた理論とスキルを紹介し、実践に落とし込む講座を展開。世界中の親に向けて2018年に開設した「世界に通用する子供の育て方オンライン講座」「グローバル ペアレンティングサークル」も開催中。