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プロジェクト魂

プロジェクト魂 プロジェクト魂
発行年月 2013年10月刊行
価格 定価 1,650円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 192ページ
ISBN 978-4-87290-629-5
内容紹介

最高の雑用係のすごい仕事。
瀬戸際の戦いにこそ、成長と成功の鍵が隠されている。

敏腕VFXプロデューサーが語る、現場をまとめあげる力、そして作品へのこだわり。昼夜問わず繰り広げられる万事瀬戸際の戦いの中には、物事を成し遂げるためのバイタリティ、普遍的な考え方がつまっている。年数的にも規模的にも巨大なプロジェクトをまとめあげた著者が語る、究極の仕事論。

目次

はじめに


▼第1章 プロジェクトは困難でなければつまらない

瀬戸際の戦いに隠された、成長のカギ
ついに動いた悲願のプロジェクト
最終走者にかかる期待とプレッシャー
不可能を可能にした時代の流れ
制約にもまれるとアイデアにも磨きがかかる
最前線としんがりを引き受けるのがつとめ
ゴールのはるか先まで見据えた戦略
勝負は準備段階で8割決まる

▼第2章 ミッションはプロジェクトの魂

プロジェクトの心臓、ミッションを見極めろ
立ちはだかるプロジェクト最大の壁
制限があるほど大胆な発想を導ける
緻密な計算のつみかさねなくして成功はない
与えられた場所で最善を尽くすということ
成否を決める局面はマイルストーンを積み上げる
いつの時代も感性はアナログだから面白い
つねに「付加価値」という切り口で挑め

▼第3章 信念を胸に、いざ大海原へこぎ出す

「リスペクト」が結果を引き寄せる
汎用性に満足していては生き残れない
ともに戦うパートナーを探し出せ
飛び抜けた戦略で勝ちを取りに行く
目的達成のために「必要不可欠」なファクター
前例のない孤独な決断にも怖じ気づかない
ここぞという見せ場を確実に作る
狙いが明確であるほどブレがない
型破りな発想は外に開いてこそ生まれる
信頼を得るための3つの約束
コミュニケーションに生き様が出る

▼第4章 完成までの険しい道のり

人の心を動かすのは真に迫るリアリティ
「想定外」にこそ真価が問われる
正解と思える判断は、現場で動いてこそ見える
どんなトラブルにも折れない心を持つ秘訣
忙しいときほど、種まきを怠らない
よいものを作りたいという「執念」だけが原動力
わかり合うには「今、ここ」を共有しろ

▼第5章 成功を導いた一番のカギ

イメージは、共有できないから難しい
前向きのベクトルがすべてを乗り越える
成功をロードマップに落とし込め
苦しい道には「こだわり」と「覚悟」でのぞむ
厳しい判断が仲間との絆を深める
プロジェクトを支えた「信頼」という土台
やがて、すべてが報われるときがくる
わかり合おうとする心は国境を越える
悔いのない仕事が開く新たな地平

▼ S p e c i a l T a l k

悲願のプロジェクトを終えて
プロジェクトに懸ける想いとは
その先の世界を変える大きな原動力に

おわりに

著者紹介

結城 崇史(ゆうき たかふみ)

VFXプロデューサー。
大学卒業後、米国の大学に留学、レコード会社に就職。ロサンゼルス駐在中にCGの制作に携り、以降CGコーディネーター、CGプロデューサーとしてCM、テレビ、映画、ゲームのCG/VFXを手がける。
InterBeeアジアコンテンツフォーラムディレクター。東京電機大学未来科学部・情報メディア学科研究員。