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障がいのある子どもを育てながらどう生きる? 親の生き方を考えるための具体的な52の提案

電子版あり
障がいのある子どもを育てながらどう生きる? 親の生き方を考えるための具体的な52の提案 障がいのある子どもを育てながらどう生きる? 親の生き方を考えるための具体的な52の提案
発行年月 2025年2月刊行
価格 定価 1,980円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 320ページ
ISBN 978-4-86621-512-9
オンライン書店で購入

※電子書店はKindleでご購入いただけます。

内容紹介

自分の子どもに障がいがあると知ったとき、親にはさまざまな葛藤が生じる。
さざなみのように押し寄せてくるネガティブな思考に押しつぶされそうになる。

 

自身が、社会人になった発達障害のある子どもの親である著者も、
例外ではありませんでした。
ふと、子どものために自分が犠牲になっているとのでは、
と感じて自己嫌悪に陥ったり、
育児と自分自身のことでバランスの取り方がわからなくなってしまったり。

 

障がいのある子どもを子育ては、なかなか先が見えません。
だからこそ、子ども中心、子どものことだけで精いっぱい、
という状態に陥らないよう、
親である自分自身の生活設計についても、
一度しっかりと考えてみる必要があるのです。

 

とはいえ、子育てのための本はたくさんあっても、
親の生き方や考え方を教えてくれる本は現状、
ほとんどありません。

 

そこで著者は、
医療・福祉の分野で働いてきた作業療法士としての知見と、
自らの子育てに試行錯誤した経験をもとに、
「子育てをしながらも自分のことを大切にする方法」から、
「子どもが成長する支援」を経て、
「親子の将来」にたどり着く過程を自ら本書にまとめました。

 

親が自分自身を大切にすることなしに、
子どもを大切にすることはできません。
親の生き方は子どもにも伝わります。

 

「こう考えればよかったんだ!」につながる52の提案が、
きっとあなたの人生の支えになるはずです。

目次

はじめに

 

第1章 子どもの障がいを受け入れる
提案1 子どもの障がいは親の価値観を変える
提案2 子どもの障がいを受容する
提案3 子育ては「子どものため」と「自分のため」でバランスをとる
提案4 子どもの成長は予測しない
提案5 子どもの成長よりも自分の行動に目を向ける
提案6 子どもも子育ても他人とは比べない
提案7 子育てのネガティブ思考から抜け出す

 

第2章 子育てと親の生活を整理する
提案8 子どもよりもまず自分を大切にする
提案9 子育て中に自分のことを後回しにしない
提案10 子育てと自分のやりたいことを両立させる
提案11「個人としての自分」と「親としての自分」
提案12 親の生きがいを持つ
提案13 子どものために、あえて「共働き」をする
提案14 子育てと親亡きあとのために「家計」を見直す

 

第3章 自分で育てることを諦める
提案15 子育ては諦めることから始まる
提案16 子育てには報われる努力をする
提案17 子どもは社会に育ててもらう
提案18 子どもが幼いときは人の中で育てる
提案19 子どもの教育は人にまかせる

 

第4章 子育てに「ゆとり」をつくる
提案20 親のために「ゆとり」をつくる
提案21 子育てのために「心の余裕」をつくる
提案22「親の我慢」は子どものためにならない
提案23「子どものこだわり」と「親の生活」を調整する
提案24 子育てのストレスをマネジメントする
提案25 つらくなったら上手に依存する

 

第5章 子育てのために人間関係を築く
提案26 就学前の子どもと「信頼関係」を築く
提案27 子どもの自立のために「親子の距離」をとる
提案28 親子はそれぞれ別の道を歩いている
提案29 親子の間に「心理的安全性」をつくる
提案30「自分会議」で家族の関係を眺めてみる
提案31 夫婦の意見の違いを整理する
提案32 学校の先生と協力関係を築く
提案33 子どもの障がいを公開して環境を整える

 

第6章 子どもが成長できる支援をする
提案34「物心がつかない時期の体験」が成長の方向を左右する
提案35 今しかできないことをサポートする
提案36 小学校入学前にするサポート
提案37 小・中学校時代にするサポート
提案38 在学中の全般にするサポート
提案39 支援のポイントを整理する
提案40 行動を変えてほしいときは「設定」を変える
提案41「失敗」の活かし方を整理する
提案42 学習に「実体験」を活用する
提案43 教育の場を複数確保する
提案44「キッズ携帯」を活用する

 

第7章 子どもの将来を支援する
提案45 成長期ごとに「意思決定」をサポートする
提案46 子どもの成長に「投資」する
提案47「就労の準備」は中学校時代から始める
提案48「自立」と「自律」の二段階で支援する
提案49 成人したあとの「居場所」や「つながり」をつくる
提案50 子どもとまわりをつなぐ「通訳者」になる
提案51 継続できない支援は手放していく
提案52 コントロールできることだけに注力し続ける

 

おわりに

著者紹介

クロカワ ナオキ(くろかわ なおき)

医療の分野で20年以上のキャリアを持つ作業療法士。
結婚2年目に授かった子どもに広汎性発達遅滞があり、仕事をしながら子育てに取り組む。
子どもが10歳になる頃、子育ての時間を確保するために管理職を降りてパートタイム主夫として2年間を過ごす。趣味はアート鑑賞。
2023年よりnoteで「障がいを持つ子どもを育てる人のためのライフデザイン」の記事を書きはじめる。