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西武を潰した総会屋 芳賀龍臥

西武を潰した総会屋 芳賀龍臥 西武を潰した総会屋 芳賀龍臥

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発行年月 2005年4月刊行
価格 定価 1,100円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 183ページ
ISBN 978-4-87290-221-1
内容紹介

闇の世界を生きた芳賀龍臥。
西武が怖れた本当の闇がここにある。

目次

目次

はじめに 狙われた堤義明

第1章 「俺が義明に頭下げる必要はないんだよ」
  二〇〇一年夏 終わりの始まり
  二〇〇四年五月 総会屋の遺言
  西武鉄道利益供与事件 予定調和の初公判

第2章 闇の世界を生き抜いた黒ヤギの半生
  虚業集団の首領 その虚実
  黒ヤギと呼ばれた男 三大悪徳金融・大黒屋時代
  財務諸表を読む実務家 企業総務部との関係
  潰し屋の飛道具 内容証明付「手紙爆弾」
  一九九三年 キリンビール事件
  一九九七年 松坂屋事件で逮捕
  企業内部抗争 総会屋と総務部
  総会屋廃業宣言 引退後の黒ヤギ

第3章 警察は西武に人を送り込みたかった
  元総会屋の証言 警察利権は斯く拡大す
  総会屋撲滅キャンペーン 日本的経営の終焉
  警察のさじ加減ひとつ あいまいな「総会屋」の定義

第4章 仕組まれた土地取引の罠
  予定調和の綻び 刑事に復讐を誓う男
  横須賀の土地取引をめぐって 佐伯、U不動産、秘書K
  寝たきり元総会屋 芳賀の口利き
  警視庁が黙殺した 西武土地取引の闇

第5章堤康次郎の眠る地に巣くう魔物
  「神奈川の地主」 一等地は西武が
  堤商店の錬金術 横須賀プリンスホテル
  小泉首相のお膝元の疑惑 マボリ・シーハイツへの利益誘導
  きっかけは西武グループだった 湘南鷹取の住民騒動
  斜面地という錬金術 西武が招いた住民訴訟
  裁判で浮上した P社と右翼との不自然な取引
  鎌倉霊園に葬られた「闇」

第6章 「総会屋」事件の隠された深層
  一九九九年 警視庁捜査4課平沢刑事
  二〇〇〇年冬「株付け」
  死人がもってきた1000万円の領収書
  芳賀の株、堤の株

  西武鉄道総会屋利益供与事件年表

緊急取材 総会屋の妻 芳賀信子の証言
  みんな、喜んでいるじゃない、堤さんの逮捕
  コクドで不動産取引の仕事をしてたわ
  銀行はカネがあるから芳賀にたかりはしなかった
  自分に正直に生きただけよ

著者紹介

平井 康嗣(ひらい やすし)

1969年生まれ。千葉県出身。「週刊金曜日」編集記者。