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使える新書2

使える新書2 使える新書2

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発行年月 2004年11月刊行
価格 定価 1,100円(税込)
判型 新書判
装丁 並製
ページ数 304ページ
ISBN 978-4-87290-207-5
内容紹介

ハズレなしの精選新書ガイド第二弾!
好評既刊「教養インストール編」に引き続き、約5000冊にも及ぶ新書から選び抜かれた269冊をテーマ別に紹介しています。
激変する世界、日本、会社、家族…、なんとなく世間に流されていって本当にいいのでしょうか?
「ナショナリズム」「少子化」「憲法改正」「成果主義」…。「エラい人におまかせ」だった諸問題がいやおうなく個人に選択を迫る時代。この新書を読んで、生きのびろ!

目次

もくじ

第1章
国際社会の冷静と情熱のあいだ

[1]
逆説まみれのアメリカ

デモクラシーの帝国◆藤原帰一◆岩波新書
拒否できない日本◆関岡英之◆文春新書
物語アメリカの歴史◆猿谷要◆中公新書
ディズニーランドという聖地◆能登路雅子◆岩波新書
朝日新聞記者が書いたアメリカ人「アホ・マヌケ」論◆近藤康太郎◆講談社+α新書

[2]
東アジア二国間の微妙な愛憎――こじれても、引っ越せないのが辛いとこ

中国見聞一五〇年◆藤井省三◆生活人新書
中国と台湾◆岡田充◆講談社現代新書
朝鮮戦争◆神谷不二◆中公新書
日朝関係の克服◆姜尚中◆集英社新書
日本外交官、韓国奮闘記◆道上尚史◆文春新書

[3]
揺れ続ける世界の境界――国家・民族・宗教

宗教改革の真実◆永田諒一◆講談社現代新書
ことばと国家◆田中克彦◆岩波新書
民族とは何か◆関曠野◆講談社現代新書
フランス革命◆遅塚忠躬◆岩波ジュニア新書
国際政治とは何か◆中西寛◆中公新書

[4]
これが日本の生きる道――日本の岐路と個人の選択

正義を疑え!◆山口意友◆ちくま新書
人口減少社会の設計◆松谷明彦、藤正巌◆中公新書
OLたちの〈レジスタンス〉◆小笠原祐子◆中公新書
立ち上がれ日本人◆マハティール・モハマド◆新潮新書
なぜ国家は衰亡するのか◆中西輝政◆PHP新書
ヨーロッパ型資本主義◆福島清彦◆講談社現代新書

第2章
近くて遠い問題群

[5]
文化を所有するのは誰だ?――知的財産権・著作権をめぐって

マルチメディアと著作権◆中山信弘◆岩波新書
サイバースペースの著作権◆名和小太郎◆中公新書
著作権の考え方◆岡本薫◆岩波新書
プロパテント・ウォーズ◆上山明博◆文春新書
勝手に使うな! 知的所有権のトンデモ話◆稲森謙太郎◆講談社+α新書

[6]
ジャーナリズムの終わりと始まり

新聞記者で死にたい◆牧太郎◆中公新書
沖縄の旅・アブチラガマと轟の壕◆石原昌家◆集英社新書
学問のヒント◆日垣隆◆講談社現代新書
日本航空事故処理担当◆山本善明◆講談社+α新書
目撃 アメリカ崩壊◆青木冨貴子◆文春新書

[7]
カルチャーは政治の夢を見るか?――現代文化の政治学・入門◆

実践カルチュラルスタディーズ◆上野俊哉・毛利嘉孝◆ちくま新書
癒しの楽器 パイプオルガンと政治◆草野厚◆文春新書
スポーツを考える◆多木浩二◆ちくま新書
ぷちナショナリズム症候群◆香山リカ◆中公新書ラクレ
ファスト風土化する日本◆三浦展◆洋泉社新書y

[8]
地球にやさしくできるかな――誰のための環境?

環境倫理学のすすめ◆加藤尚武◆丸善ライブラリー
民主主義とは何なのか◆長谷川三千子◆文春新書
リサイクル幻想◆武田邦彦◆文春新書
石鹸安全信仰の幻◆大矢勝◆文春新書
環境考古学のすすめ◆安田喜憲◆丸善ライブラリー
循環型社会◆吉田文和◆中公新書

第3章
そして自由は途方に暮れる

[9]
どこまで「自己責任」?

論争・中流崩壊◆「中央公論」編集部◆中公新書ラクレ
〈自己責任〉とは何か◆桜井哲夫◆講談社現代新書
「不自由」論◆仲正昌樹◆ちくま新書
パラサイト社会のゆくえ◆山田昌弘◆ちくま新書
不幸になりたがる人たち◆春日武彦◆文春新書

[10]
月光仮面の憂鬱――自由と正義

アナーキズム◆浅羽通明◆ちくま新書
人道的介入?正義の武力行使はあるか◆最上敏樹◆岩波新書
憲法と平和を問いなおす◆長谷部恭男◆ちくま新書
経済倫理学のすすめ◆竹内靖雄◆中公新書
〈子ども〉のための哲学◆永井均◆講談社現代新書

[11]
世界観ドリル――リンチ社会到来の跫音に抗して密かに自己を鍛える

進化論という考えかた◆佐倉統◆講談社現代新書
食の世界にいま何がおきているか◆中村靖彦◆岩波新書
安心のファシズム◆斎藤貴男◆岩波新書
江戸奇人伝◆氏家幹人◆平凡社新書
地球の水が危ない◆高橋裕◆岩波新書

[12]
すべての「思想」はすりこみである

もてない男◆小谷野敦◆ちくま新書
自分の顔が許せない!◆中村うさぎ、石井政之◆平凡社新書
明治・大正・昭和 軍隊マニュアル◆一ノ瀬俊也◆光文社新書
日本の童貞◆渋谷知美◆文春新書
調べる、伝える、魅せる!◆武田徹◆中公新書ラクレ

第4章
成熟へのレッスン

[13]
今や、博打のような結婚と出産――結婚、離婚、非婚

〈非婚〉のすすめ◆森永卓郎◆講談社現代新書
それでもやり直したい二人のためのマニュアル◆岡野あつこ◆生活人新書
夫と妻◆永六輔◆岩波新書
超少子化◆鈴木りえこ◆集英社新書

[14]
踏ん張るために――戦士たちに花束を

40歳からの仕事術◆山本真司◆新潮新書
不可触民と現代インド◆山際素男◆光文社新書
〈美少女〉の現代史◆ササキバラ・ゴウ◆講談社現代新書
なぜ通販で買うのですか◆斎藤駿◆集英社新書
タカラジェンヌの太平洋戦争◆玉岡かおる◆新潮新書

[15]
謦咳に接ス――テーマの後ろに書き手の人生が見える

実戦・世界言語紀行◆梅棹忠夫◆岩波新書
漂流記の魅力◆吉村昭◆新潮新書
日本縦断 徒歩の旅◆石川文洋◆岩波新書
漢字と日本人◆高島俊男◆文春新書
歴史人口学で見た日本◆速水融◆文春新書

[16]
ノスタルジーから遠く離れて――大人論序説

歴史学ってなんだ?◆小田中直樹◆PHP新書
教養主義の没落◆竹内洋◆中公新書
上司は思いつきでものを言う◆橋本治◆集英社新書
星の王子さまの世界◆塚崎幹夫◆中公新書
動物化するポストモダン◆東浩紀◆講談社現代新書

第5章
新書言論コレクション200
現代のトピックを俯瞰する

◆ぼくはこんな新書を読んできた◆宮崎哲弥インタビュー

◆日本言論10景◆
・国民投票への準備運動――憲法9条
・アメリカよ、僕は旅立つ――強調それとも自主独立?
・ナショナリズムの語り方
・ミッション・インポッシブル――財政再建への長くて細い道のり
・配分の正義はいずこ?――社会保障の行方
・少子化のカルテ
・「教育論」は踊る、されど進まず
・雇用の未来
・成果主義の顛末
・なぜクローン人間をつくってはいけないのか

◆地域別ウォッチング◆
・アメリカ
・ロシア
・韓国・北朝鮮
・中国
・アジア
・イスラム・中東
・西欧

著者紹介

斎藤 哲也(さいとう てつや)

1971年生まれ。東京大学文学部哲学科卒。
フリーの編集者・ライター。
「R25」などで書評を執筆。共著に『ベストセラービジネス書のトリセツ』(技術評論社)など。
構成した本に『国際貢献のウソ』(伊勢崎賢治・ちくまプリマー新書)、『超マクロ展望世界経済の真実』(水野和夫・萱野稔人・集英社新書)、『「科学的思考」のレッスン』(戸田山和久・NHK出版新書)など。
「文化系トークラジオLife」(TBSラジオ)にレギュラー出演中。