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ピークパフォーマンス

電子版あり
ピークパフォーマンス ピークパフォーマンス
発行年月 2021年10月刊行
価格 定価 1,650円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 208ページ
ISBN 978-4-86621-374-3
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※電子書店はKindleでご購入いただけます。

内容紹介

「エネルギーマネジメント」とは、もともとアスリート向けに開発されたプログラムをビジネスに転用したもので、 アスリートと同じように会社員も最高の成果をずっと出し続ける(ピークパフォーマンス)ために必要なものを4 つの観点から解いています。
野上さんはアメリカでこれを学びトレーナーとしてP&G 社で広めた人でもあります。
仕事をする人は、生産性を上げるために時間管理をして仕事を進めようとするが、大事なのは「時間管理をしても生産性は上がりません。大切なのはエネルギーのマネジメントである」という考え方です。
このエネルギーマネジメントを軸にしながら、仕事も私生活も高い生産性を出していく方法を教えます。
仕事と生活は「バランスをとる」ものではなく、実は「両方とりにいく」人がうまくいっています。
それがエネルギーマネジメントという考え方で実現できるんです。

目次

◎はじめに 3

序章 仕事はかける時間ではなくエネルギーで決まる 

ビジネスのプロは時間でなくエネルギーを大切にする 21
ビジネスプロはスポーツプロより成果を出しつづける 21
時間よりもエネルギーを管理する 23
人は4つのエネルギーで強くなる 25

仕事は、かけた時間ではなく成果で評価されるもの 29
発言しない人は評価されない 29
できる人は短時間集中型で効率を上げている 31

自分の全エネルギーを把握して上手に使う 34
自分のエネルギーレベルをチェックする 38
プロは肉体的、精神的な疲労をコントロールする 36
体調は《身体のエネルギー》チェックでわかる 41
エネルギーを使っている状態をイメージする 44
体調を管理して最高の状態に保つ 47

第1章 強い身体は食と運動の習慣から生まれる

《身体のエネルギー》を上げる 53
身体づくりはまずは食生活から 53
朝食をとり脳が冴えるものを食べる 55
運動は楽しいものを選べばいい 58
運動を継続していると体型がよくなる 61
定期的な運動で集中力が高まり疲れにくくなる 63
トライアスロンは努力の成果がよく見える 68
ウォーキングとヨガは効果が大きい 69
早寝早起きはリズムをつくる 71

習慣をつくることが成功への鍵 73
慣れてしまえば苦が楽になり好きになる 73
プロセスを習慣化すると目標はかなえられる 75

習慣は年齢とともに強化していく 77
加齢で《身体的エネルギー》は下がるが… 77
身体の衰えには負荷で対抗する 78

第2章 感情をコントロールすれば誰にでも対応できる

《感情のエネルギー》を上げる 85
感情をコントロールできるようになる 85
感情的に即反応しないようにする 88
失敗の責任を問わず問題解決を考える 90

人とのコミュニケーションを深める 93
感情の起伏を一定に保つようにする 93
ストレス耐性を強めてコンフォートゾーンを広げる 96
多様性を取り入れると対応力が育つ 98

第3章 ルーティンをつくれば集中力が高まる

《思考のエネルギー》を上げる 105
ルーティンをつくると集中力が高まる 105
リハーサルをすると本番で実を結ぶ 107
リハーサルこそがルーティンになる 109
発表の機会がなくても「場」はつくれる 112

集中力を上げるために、あえて下げてみる 114
リラックス状態から集中力を爆発させる 114
生活のメリハリが集中力を高める 116

第4章 今の自分をなりたい自分に変えていく

《精神のエネルギー》を上げる 121
自分を突き動かす精神を持つ 121
ビジネスには精神面での共有が必要 123
生きる意味の中に働く意味を入れ込む 126
自分の精神を見極めると成長する 128

今の自分を明るい自分像に書き換えていく 132
自分の「現在のストーリー」を考える 132
自分の「新しいストーリー」を描く 135
自分のストーリーを書き換える 138
私のストーリー書き換えの実際 141

第5章 基礎能力を鍛えれば生産性も効率も上がる

基礎能力を鍛えれば生産性は上がる 149
仕事の基礎能力はたったの3つ 149
仕事の目的を明確に把握する 150
目的意識を強く持てば成果につながる 152
情報のインプット、アウトプットを速くする 155
物事の本質をシンプルにつかんで説明する 158

時間を短縮するより効率を上げる 163
忙しいときほど効率を上げられる 163
メールに時間を取られないルールをつくる 165

時間をつくり出す方法はまだまだある 170
仕事の「見える化」で時間をつくり出す 170
アウトソーシングで時間をつくり出す 173
道具を使って時間をつくり出す 176

第6章 「習慣の力」は必ず成果を生み出してくれる

行動を起こすために習慣をつくる 181
習慣化すると結果はついてくる 181
ねばって繰り返せば習慣化できる 186

仕事での習慣のつくり方 190
自分だけの強烈な強みをつくる 190
強みづくりのためなら継続できる 193
人と違う分野で習慣を積み上げ専門性を高める 196
習慣づくりを支える仕組みをつくる 199

◎おわりに 204

 

著者紹介

野上 麻理(のがみ まり)

◎1969年大阪府生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学)卒業後、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン㈱入社、マーケティングに従事。第一子出産後、SK-IIブランドマネジャー、東アジアスキンケアマーケティングディレクターに就任する。
◎第二子出産後、37歳で部下が2000人を超えるマックスファクタージャパン(P&Gスキンケア・化粧品事業部)のプレジデントに就任。P&Gブランドオペレーション&マーケティングヴァイスプレジデントを経てアストラゼネカ㈱プライマリーケア取締役事業本部長に着任。執行役員マーケティング本部長として国内全製品のマーケティングを統括し、スウェーデン海外赴任。グローバルポートフォリオグループの呼吸器領域・吸入療法製品のグローバルブランドヘッドに。
◎帰国後、アストラゼネカ㈱の執行役員コマーシャルエクセレンス本部長、呼吸器事業本部長。その後、2018年9月より2021年3月末まで武田コンシューマーヘルスケア㈱(現アリナミン製薬㈱)取締役社長を務める。
◎趣味は息子の誕生とともに35歳で始めたマラソンで3時間15分を切り、トライアスロンデビュー。石垣島トライアスロンで年代別2位。