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「うん、そうだね」と女性部下に言ったら、「信頼される上司」になれた

電子版あり
発行年月 2021年3月刊行
価格 定価 1,650円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 224ページ
ISBN 978-4-86621-348-4
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※電子書店はKindleでご購入いただけます。

内容紹介

女性が圧倒的に多い職場の代表格、保育園で、職場で孤立、ランチも常に公園で1人、存在自体がパワハラと嫌われ、出社すれば「ダースベーダー登場」と陰口…。
女性部下が怖い、女性スタッフをどう扱ったらいいかわからない…そんな保育園経営者だった著者。
結果有能な人が辞めていく、職場の雰囲気が悪化。上司として人望もなし、人格もイマイチ…そう悩むなかで「あなたが変わらないと会社はつぶれますよ」という一言で奮起。
女性部下に対して聞き方を変えていったら
◎離職率40%→10%に、◎有能なスタッフが定着、◎事業所4つ→11に増&業績アップ。
なんと、変えればいいのは「聞き方」と「相づち」だけだった。女性部下にどう対応したらいいか、43のスキルをまとめる。

目次

序章 女性スタッフに「存在自体がパワハラ」と言われて

 ▼「あなたが変わらなければ、会社はダメになりますよ」 14
 ▼ダースベーダー=パワハラ大王と呼ばれて 17
 ▼自分が変わることで女性から信頼されるリーダーに 21
 ▼保育園業界での経験はすべての業界の先例 25

第1章 女性が幸せに働き、楽しく育つ組織のリーダーになろう

 ◆女性メンバーにとって働きやすい職場とは?
  ――みんなと一緒に働きたくなる〈心理的安全性〉のあるところ 30
 ◆〈心理的安全性〉の組織づくりの最初のステップは?
  ――メンバー全員が認め合う「自己認識」ができていること 34
 ◆〈心理的安全性〉を目指すときにリーダーがやることは?
  ――女性メンバーの2倍「自己開示」していく 38
 ◆〈心理的安全性〉の組織づくりの最終目標は?
  ――女性が自由に「自己表現」できる環境を整える 44
 ◆女性メンバーがリーダーに求めているのは?
  ――自分たちを「受けとめてくれる」安心感 48
 ◆あなたは女性メンバーに信頼されていますか?
  ――〈信頼サークル〉で自分の〝立ち位置〟を知る 52
 ◆女性メンバーとの信頼関係はどうつくっていけばいい?
  ――まずは2割の女性にターゲットを絞る 58

第2章 男女の違いを知って女性の思考法を理解しよう

 ◆男女の食い違いはどうして起こるのだろう?
  ――「女性は宇宙人」と言えるほど男性とは別の生き物 64
 ◆女性の思考法は男性とどう違う?
  ――女性の判断基準の根底には〈マイルール〉がある 68
 ◆女性メンバーとトラブルが起きたらどうする?
  ――〈心理的安全性〉で〈マイルール〉の押しつけを減らす 72
 ◆女性の地雷を踏まないために知っておくことは?
  ――女性の〈こだわり〉のストライクゾーンは男性の9倍 76
 ◆問題が起きたとき、女性が過去を引き合いに出すのはなぜ?
  ――女性は負の感情を貯蔵する〝心のタンク〟をもっている 80
 ◆女性のモチベーションってなんだろう?
  ――男性は「競争」、女性は〈共生〉を職場に求める 86
 ◆女性の言う「かわいい」の意味が理解できない!
  ――「かわいい」は女性の〈共感力〉を示す魔法の言葉 90
 ◆女性をマネジメントするヒケツは?
  ――頭からの否定は厳禁。まずは肯定から始める 94
 ◆女性が上司に違和感があるときのサインは?
  ――押さえておきたい〈違和感サイン〉〈ポジティブサイン〉 98

第3章 外見・雰囲気で女性の部下の信頼を得る――「清潔感」を磨く

 ◆外見・雰囲気を変えていくためのポイントは?
  ――まずは女性の〈まあ許せるゾーン〉に注目する 102
 ◆女性が思う「清潔感のある男性」とは?
  ――女性の好むイメージは〝中性的な清潔感〟 106
 ◆外見を変えていくのには、ものすごく抵抗がある!
  ――コンプレックスは〝中性的ソフト路線〟で和らげる 110
 ◆清潔感で一番注意したいのはどんなところ?
  ――嫌なニオイがあるだけで、すべての努力は水の泡 114
 ◆イメージを変える一番効果的な方法は?
  ――印象を決めるのは、やっぱりヘアスタイル 118
 ◆女性がキレイにしてほしいのは、男性のどこ?
  ――実は女性が気にしているのはツメとムダ毛 122
 ◆清潔感のある顔の印象はどうつくればいい?
  ――顔の清潔感は肌のキレイさと白い歯が決め手 126
 ◆清潔感のある仕事のファッションとは?
  ――ポイントはシンプル+親しみやすさ&かわいい 130

第4章 〈共感力〉で女性の部下の信頼を得る
               ――「コミュニケーション力」を磨く
 ◆複数の女性との会話にどうしてもついていけない!
  ――女性の会話は〈共感〉と〈発散〉で成り立っている 140
 ◆女性とのコミュニケーションでの基本は何?
  ――まずは「1対1」で話を聴くことに徹する 144
 ◆女性とやりとりする上でのNG言動とは?
  ――不信感をいだかせる〝無表情〟と〝話し方〟が問題 148
 ◆女性に威圧感を与えるNG態度とは?
  ――無意識にやりがちな腕組み・足組みも要注意 152
 ◆伝え方① 女性に話を伝えるときに大事なのは?
  ――ポイントはノンバーバル・コミュニケーション 156
 ◆伝え方② 会話をするときは、どんな顔をすればいい?
  ――5つの「基本表情」を決めて話の内容で使い分ける 160
 ◆伝え方③ 言葉で伝えるときに気をつけたい点は?
  ――場面に応じた「声」「口調」「語尾」を使う 164
 ◆聴き方① 〈共感力〉のある聴き方で最も気にしたいのは?
  ――大事なのは女性の〝感情〟に着目して聴く姿勢 168
 ◆聴き方② 話を聴くときの態度はどうすればいい?
  ――女性が話しやすくなる「声・表情・態度」で対応する 172
 ◆聴き方③ 女性の話を聴くときに使うと便利な語尾は?
  ――〈共感〉の「ね」と主観の「な」「よ」を使い分ける 176
 ◆女性との会話での展開のポイントは?
  ――〈ラリー話法〉でしっかり発散+やわらかく収束 180

第5章 6つの価値観で女性の部下の信頼を得る――「メンタル力」を磨く

 ◆女性と向き合うにはどんなことが必要?
  ――メンタルに〝スイッチ〟を入れていこう 186
 ◆メンタルスキルの土台となるセルフ・コンパッションとは?
  ――〝ありのまま〟の自分を受けとめてあげる習慣 190
 ◆尊重 女性の部下を尊重するにはどうする?
  ――〈プロセス〉での頑張りや姿勢をねぎらっていく 196
 ◆公平 女性の部下と公平に接する上で注意したいのは?
  ――相手によって態度を変えない。基本は〝女子マインド〟 200
 ◆承認 〈共感〉の姿勢を伝えるにはどんなスキルが必要?
  ――「価値承認ワーク」で部下の良いところを認めていく 204
 ◆感謝 仕事での当たり前のやりとりにも感謝は必要?
  ――感謝は日々の「当たり前」を疑うことから始まる 208
 ◆受容 女性の愚痴にはどう付き合えばいいのだろう?
  ――女性の愚痴は心のデトックス。正論や論破は厳禁 212
 ◆応援 女性の部下の心に響く応援の方法を知りたい!
  ――「頑張れ」だけでなく、行動で後押ししていこう 216
  ◆おわりに 220

著者紹介

玉居子 高敏(たまいご たかとし)

女性が多い職場安定化&活性化コンサルタント
1978年栃木県生まれ。埼玉大学卒業。

保育園コンサルティング会社を経て、28歳で保育園経営者として独立する。
創業初期は女性との接し方・まとめ方がわからないまま、多くの女性職員と衝突を繰り返し、徹底的に嫌われ、「存在がパワハラ」とまで言われる。しかしあることをきっかけに、それまでの自分のを客観的に見つめなおし、女性との接し方を研究し、行動を徹底的に変えていく。
最初は懐疑的だった職員も私が変わっていく様子を見て、徐々に信頼を得るようになる。高い離職率を招いていた職場環境が少しずつ改善され、現場の空気感も変わり、職場が活性化するようになる。さらに職員の定着率が向上し、従業員の満足度も徐々に高まり、事業も伸びていく。個人の話だけでなく、職場全体が変わる必要性を感じ、従業員が働きやすく、定着しやすい風土づくりをシステム化する取組みを行う。信頼できる職員が増え、システムも機能することによって、現在、埼玉東部地区で小規模保育園カテゴリーNo.1(2021年3月現在)にまで成長する。

40歳になり、自分の人生を見直す中で、もともとやりたかったコンサルティングの仕事に集中するため保育園を教育系の上場企業へと事業譲渡する。

現在は2,000人以上の女性との仕事経験で培ったスキルとマーケティングの手法をミックスさせて、女性が多い職場を安定化&活性化させるためのコンサルティングを通して、女性との接し方や女性管理に悩む経営者・管理者の教育指導を実施している。