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勝利はすべて、ミッションから始まる。

勝利はすべて、ミッションから始まる。 勝利はすべて、ミッションから始まる。
発行年月 2012年11月刊行
価格 定価 本体 1,400+税
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 239ページ
ISBN 978-4-87290-595-3
内容紹介

ロンドン五輪、最高の感動を生んだ
女子卓球監督、初の著作!

◎福原愛・石川佳純・平野早矢香というバラバラの個性を伸ばし、結びつける人心掌握力
◎ナショナルチームをつくり、小学生から一貫した指導体制を確立する構想力
◎「敵」を知り尽くし、勝つ「戦術」を練り上げる情報力と分析力

目次

はじめに 「メダル獲得」というミッション

プロローグ 「戦略」の原点──北京での「完敗」
・「打つ手」がなかった日本
・「世界の壁」に屈する
・「天才少女」の敗北
・韓国戦2連敗という屈辱



第1章「旗」を高く掲げる

01「敗北」こそ「勝利」の始まり。──敗因分析で「対策」を絞り込む
・「敗北」には必ず原因がある
・チームのミッションを優先する
・「対策」はシンプルなほうがいい
・リーダーは「環境」を整えるのが仕事
・「あれもこれも」ではチームは動かない

02 ルールを制する者が、勝負を制する。──リーダーは「ルール変更」に敏感であれ
・「戦い方」は状況によって変わる
・ルールは必ずしも絶対ではない
・日本が積極的にルール提案をすべき
・目先の勝利よりも大切なもの
・新しいルールでの「戦い方」をシミュレーションする

03 リーダーは、揺るがない「大戦略」をもつ。──大戦略を小戦略にブレイクダウンする

・「勝負」は戦場につくまでに9割決まる
・個人とチームのメリットを合致させる
・実現可能な目標が選手の意識を変える
・大戦略だけを叫んでも、空念仏に終わる

04 チームに共有されて、はじめて「戦略」となる。──リーダーは「伝わり方」に工夫をこらす
・お仕着せの戦略は機能しない
・「伝える」にはタイミングも重要
・「伝え方」より「伝わり方」が大事
・直前までもつれた「第2シード」の行方
・「実力」があるから、「運」が引き寄せられる


第2章 「敵」を知り尽くす

05 「敵」を絞り込む。──チーム全体でライバルを共有する
・チームを動かす「言葉」をもつ
・「敵」を名指しする
・「戦略」と「ライバル」を共有したとき、チームが生まれる

06 リーダーは一人では何もできない。──優れた「参謀」をもつ者が勝つ
・「できないこと」は人に任せる
・参謀は「部下」とは異なる
・人とは、金銭以外の動機でつながる

07 データの「裏」を読む。──一度勝った戦術は二度と通用しない
・データは「答え」ではなく「ヒント」
・「データ」は過去の集積、リーダーは「未来」を考える

08 「情報」を制する者が勝つ。──相手の心理を読み切って「裏」をかく
・リーダーは騙し合いに勝て
・敵の「心理」を読み切る
・相手に「手の内」を読ませない
・「情報」という武器をもつ
・情報を駆使して、「負けない」方法を考える


第3章 信頼関係をつくる

09 「人材」を磨くには時間がかかる。──引き上げるタイミングをはかる
・新陳代謝こそリーダーの仕事
・失敗しても、経験させれば後で生きる
・どんな玉も磨かなければ光らない

10 相手を「知る」ことが指導の原点。 ──「聞く」「見る」がコミュニケーションの出発点
・悩みを相談しやすい関係性をつくる
・「耳」と「目」で選手の全体像を知る

11 リーダーが、信頼関係の「起点」となる。──選手の問題解決に誠実に向き合う
・リーダーは、選手の問題を解決するのが仕事
・どんな些細なことでも受け止める
・一人ひとりとしっかり向き合う

12 怒っても何も解決しない。──相手が話を聞く状態になってから「伝える」
・怒っても、何も伝わらない
・大切なのは、結果を次につなげること


第4章 「学ぶ人間を」を育てる

13 リスクを負って、チャンスを与える。──「成功体験」こそ成長の特効薬
・リーダーは、常に「具体的」であれ
・福原が「課題」を乗り越えた瞬間
・リスクを負うのがリーダー

14 あらゆる「可能性」を示し、考えさせる。 ──できる限り、選手と情報を共有する
・「不確定要素」を選手と共有する
・選手を慌てさせてはいけない

15 「命令」は考える力を奪う。──「学ぶ人間」でなければ勝てない
・選手に細かいアドバイスはしない
・「教えない人」から教わったこと
・「指示通り」の選手は自滅する
・実際にプレーするのはリーダーではない
・「学ぶ人間」を育てるのがリーダー


第5章 「勝つチーム」を作る
16 リーダーは現場から距離をとる。──全体を見渡す視野をもつ
・選手の日々の変化に気付くことが大切
・現場で汗をかいてはいけない
・練習の密度を濃くする方法
・リーダーはマネジメントせよ

17 リーダーは、リーダーの仕事をする。──「任せる部分」を明確にする
・それぞれの「役割」をまっとうする
・「任せる」と「丸投げ」は違う
・リーダーが現場に手を出すのは「最後の手段」
・リーダーしか「最終責任」は負えない

18 「公平」こそチームづくりの基本。──人選に私情を挟むな、非情であれ
・「不平」「不満」がチームを壊す
・機械的に選考できるルールをつくる
・リーダーは「選ぶ」ことから逃げることはできない
・リーダーはミッションへの奉仕者である

19 チーム強化に近道はない。──リーダーは「やり抜く覚悟」をもつ
・チームを強化する二つの方法
・意識を「世界」に向ける
・強くなりたければ、「仕組み」をつくれ

20 「勝敗」にこだわり過ぎない。──リーダーは心に余裕を育てる
・挫折続きの人生
・「死」を意識したとき、気持ちは固まった
・不思議なめぐり合わせ
・信念だけを見つめて歩む
・自らベクトルを「勝者」のほうへ向ける

エピローグ ミッション達成──2020年五輪への挑戦
・「天才少女」と「ジャンヌ・ダルク」の戦い
・敵の「勝ちゲーム」をひっくり返す
・鍛え上げた「人格」が勝利を呼ぶ
・「金」への戦いが始まった

あとがき 「勝負」を超えたミッションが、力を与えてくれる

著者紹介

村上 恭和(むらかみ やすかず)

日本女子卓球ナショナルチーム監督

1957年生まれ。
日本生命女子卓球部を常勝チームに育て上げる。
北京五輪ナショナルチームコーチを経て、ロンドン五輪ナショナルチーム監督に就任。
チームを銀メダルに導く指導で今大変な注目を集める監督。