書籍詳細 書籍詳細

月のしずく

月のしずく 月のしずく
発行年月 2017年12月刊行
価格 定価 本体 1,500+税
判型 A5変判
装丁 上製
ページ数 64ページ
ISBN 978-4-86621-092-6
内容紹介

別れ、そして喪失――人生の大きな変化にむきあい、のりこえていくために。『いつでもあえる』の菊田まりこが贈る、心とからだに効くやさしい寓話

永遠なんてないけれど、この世界できみが出会ったものは、ずっときみとともにありつづける。だから、きっとだいじょうぶ

少女は不安で、悲しくて、眠れない夜をいくつもすごしていました。そんなある夜、目にしたふしぎな人――月の精は、少女を夜の世界へと連れ出します。そして、たいせつな人を失って、生きていくことがこわくなっている少女に語りかけます。永遠なんてこの世にないけれど、それでも、この世界で出会ったものは、自分の中にありつづけるということ。どんな苦しくてつらい夜もいつかは明けて、明日という日がやってくるということ。明日には、新しい自分がいるということ。だから、きっとだいじょうぶ。安心して、どんな夜もどんな日常ものりこえていくといい――。あたたかいイメージと言葉の奔流が、心にじんわり沁みわたっていく、珠玉の寓話。


【編集者からのコメント】
人は「永遠」に憧れます。でももちろん、生きていると、さまざまな変化を経験します。出会い、別れ、喪失……幸せな時間をずっととどめておきたいと思っても、変化は必ずやってきます。本書に出てくる少女は、大好きだった人(お母さん)を亡くしたばかり。その幸せだった時の記憶を失いたくなくて、夜も眠らずに起きています。そんな少女が、本当の永遠と自分の明日を少し信じられるようになるまでが、本書では描かれます。『いつでも会える』のテーマを別の角度から深く掘り下げた1冊です。

著者紹介

菊田 まりこ(きくた まりこ)

絵本作家。
グラフィックデザインの世界をへて、絵本の創作に入る。絵本デビュー作『いつでも会える』で、1999年度ボローニャ国際児童賞・特別賞を受賞。
主な著作に、『君のためにできるコト』『君はわらうかな』『だっこしておんぶして』『ゆきの日――on Chiristmas day』など。絵本だけでなくエッセイでも活躍している。