お知らせ一詳細 お知らせ一詳細
  • ホーム
  • お知らせ
  • 『わたしのそばできいていて』重版のお知らせ

『わたしのそばできいていて』重版のお知らせ

2024.04.22 重版情報

『わたしのそばできいていて』リサ・パップ 著 / 菊田まりこ 翻訳

___________________________________

できないこと・まちがえることがこわい、すべての子たちに

図書館でであった犬が教えてくれた――「まちがえたって、だいじょうぶなんだよ」って

マデリーン・フィンは、字を読むことが大の苦手。
だから、学校の国語の時間に、音読をあてられても、うまく読めません。
つかえるたび、まちがえるたびに、クラスのみんながくすくす笑う声がきこえてきて、逃げ出したくなるのです。
「よくできました」の星のシールをもらえないのは、マデリーンだけ。

そんなとき、図書館で1ぴきの大きな白い犬と出会います。
犬はマデリーンがどんなにつかえても、まちがえても、笑うこともせかすこともしないで、じっとマデリーンが本を読むのをきいてくれます。

こんなに下手なのに、それでもそんなふうに私の言葉を待ってくれるの? 
マデリーンも少しずつ、本を読むことが楽しくなり、人前で音読するのもこわくなくなっていって――。

そばにいて、せかすことも、しかることも、注意することもなく、ただじっと待ってくれている犬の存在が、「自分はダメ」とかたくなに思いこんでいる少女の心をとかしてくようすが、私たちにいろいろなことを教えてくれる絵本です。