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ロシアに学ぶ週末術

ロシアに学ぶ週末術 ロシアに学ぶ週末術

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発行年月 2005年4月刊行
価格 定価 1,650円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 182ページ
ISBN 978-4-87290-210-5
内容紹介

※2013年1月に『ダーチャですごす緑の週末』に新版化しました。

月~金までは町でお仕事。土日はダーチャでリラックス。 さあ、あこがれのロシア人の週末暮らしすべてお教えします! 昔ながらの穏やかでやさしいひとときさあ、かわいい菜園付き手作りハウスで緑に包まれて生き返ろう! 早起きのきのこ狩りやベリー摘み、肩のコリもほぐしてしまう農家ごっこで手作り野菜、簡単おいしい料理、そして木漏れ日のお昼寝と読書。夜は近所の仲間と乾杯!

目次

目次

はじめに

第1章 「ダーチャ」って何だろう

ロシアの夏はダーチャとともに
ダーチャなんて大嫌い!?
映画『モスクワは涙を信じない』に描かれたダーチャ
ダーチャとは「家庭菜園」のある郊外の家
ジャガイモの九割を産する「自給自足」生活
モノ不足もなんのその、ダーチャはロシアの底力
家まで手づくり。職人の技はダーチャで磨かれる
土地代はタダ! ダーチャはソ連時代の置き土産
週末のモスクワは空っぽ、ダーチャシーズンには何かが起こる
大事なことはみんなダーチャが教えてくれる

ダーチャ前史 帝政ロシア時代の「ダーチャ」

第2章 ダーチャへ行こう!

空港から市内へ、早くもダーチャが沿道に
本屋さんは園芸コーナー花盛り
スターリンも別荘を構えたモスクワ西部へ
アル中対策、外貨対策でもあった菜園支給
フランスより高い! 不動産バブルに沸く高級別荘地
軍人だった祖父が残した高級ダーチャ
部屋数二十五の大邸宅に・建てながら住む
市内から八十五キロ、ミドルクラスのダーチャ村へ
ダーチャ村は組合によって運営される共同体
ダーチャ拝見
古き良きロシアが息づくこれぞダーチャ レーナさん一家
気分は工作、手づくり感覚いっぱいのダーチャ セルゲイさん&イリーナさん夫妻
バラ園と家庭図書館のある今どきシニアの邸宅 ウラジーミルさん&タチアーナさん夫妻
菜園とベリー園のある実益派ダーチャ ゲーナさん&オーリャさん夫妻
家づくりは趣味。技師が建てた玄人はだしの家 イーゴリさん
ビジネスレディの週末の隠れ家 イリーナさん
ダーチャでの過ごし方
ロシアふうサウナ、バーニャに入る
シャシリクがなくちゃ始まらない!
キノコ狩りに行こう!
田舎町のルイノクへ
ダーチャ点景
動物たちのダーチャ
文明の利器とダーチャの共存
酔っ払いの哲学
モスクワ郊外の夕べ~ウォッカと歌と語らいと
ダーチャでの野菜づくり、その実態は?
変わりゆくダーチャ、変わらないダーチャ
新興成金メ新ロシア人モの超高級ダーチャも登場
経済成長期を迎えたロシアで産業化するダーチャ

極東ハバロフスクのダーチャ事情
ダーチャはロシアの暮らしを知る格好の場
極東の旅行会社社長にうかがう

第3章 ダーチャに見るロシアの心 139
【ダーチャの心 十か条】
(1)自然から謙虚に学ぶ
(2)今日は劇場、明日は菜園
(3)ニチェボーでいこう
(4)大地のリズムに合わせよう
(5)働かざる者食うべからず
(6)お金をかけずに手間暇かける
(7)お金は必要なだけあればいい
(8)知恵はみんなで共有する
(9)自分がやらなきゃ誰がやる!
(10)いつだってアナログに戻れる
ダーチャ料理をつくろう!
ブリヌイ(ロシア風クレープ)
保存食のお話
冷たいボルシチ
シィー
トマトとキュウリのサラダ

第4章 ダーチャのある暮らし
欧州各国に根づく都市型菜園のある暮らし
ダーチャ暮らしの第一歩、市民農園を借りよう
「別荘でダーチャ!」は理にかなっているのか?
「つくる人」と「つくらない人」
村づくりこそダーチャの原点?
ダーチャの心で暮らしを見直そう

おわりに

制作協力

著者紹介

豊田 菜穂子(トヨダ ナホコ)

1957年生まれ。
東京都出身。
上智大学文学部新聞学科卒。
ミニコミ制作を経て、雑誌、PR誌、ガイドブックなどの取材、執筆、翻訳に携わる。企画集団リストマニア企画所属。訳書に『夢の事典』(ラッセル・グラント著/飛鳥新社刊)