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なんでもない一日の辞典

電子版あり
なんでもない一日の辞典 なんでもない一日の辞典
発行年月 2022年9月刊行
価格 定価 1,760円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 288ページ
ISBN 978-4-86621-425-2
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※電子書店はKindleでご購入いただけます。

内容紹介

写真や動画には残らない
日々の些細なことを「ことば」で残す。

今日、見入った風景、聞こえた音、あの子の表情、溢れた気持ち……
忘れてしまう前に、この日常を覚えておきたい。誰かに伝えたい。
そんな一日の些細な出来事を鮮明に残してくれるのは、
写真や動画ではなく「ことば」です。

本書では一日を一時間ごとに切り取り、
その時間によって浮かんでくることばを、
日常の場面を描いたイラストとともに紹介します。

6:00A.M. ――朝日、まぶしい、もたつく、笑う……
13:00P.M.――うわさ、放心、白、穏やか……
21:00P.M.――別れる、夜、くつろぐ、柔らかい……
0:00A.M. ――さびしい、不安、眠い、終わり……
5:00A.M. ――朝、明ける、回る、始まり……

一時間ごとに8つのテーマを立て、それぞれの連想語を紹介。
ことばの表現の幅が広がるだけでなく、時間帯によって浮んでくる、
場面設定の参考にもできます。

また、各時間の初めには音や動き、状態を表すオノマトペも掲載。
自分の日常で聞いた音、見たもの、周りの動きなどと重ねて、
その時間のイメージをより鮮明にすることもできます。

ドラマチックなことはなくても、いつもの日常を鮮明に描写できる、
創作活動や日々の記録にも役立つ一冊です。

著者紹介

山口 謠司( やまぐち ようじ)

大東文化大学文学部中国文学科教授。中国山東大学客員教授。博士(中国学)。大東文化大学文学部卒業後、同大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。専門は、文献学、書誌学、日本語史など。『日本語を作った男―上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)で第29回和辻哲郎文化賞を受賞。著者に、『心とカラダを整える おとなのための1分音読』(自由国民社)、『文豪の凄い語彙力』(さくら舎)、『日常会話からネーミングまで 語感力事典』(笠間書院)、『推しことば類語辞典』(笠倉出版社)、ほか多数。

水元 さきの(みずもと さきの)

1995年東京都生まれ。柔らかな線と彩色で、日常のシーンを描く。書籍や雑誌、広告などのイラストを手掛けている。主な挿絵作品に『12歳の少女が見つけたお金のしくみ』(宝島社)、『わたしの気になるあの子』(ポプラ社)などがある。