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楽しく読みとく「鳥獣戯画」 ③場面のうつりかわり

楽しく読みとく「鳥獣戯画」 ③場面のうつりかわり 楽しく読みとく「鳥獣戯画」 ③場面のうつりかわり
発行年月 2022年2月刊行
価格 定価 3,850円(税込)
判型 A4正寸横
装丁 上製
ページ数 48ページ
ISBN 978-4-86621-363-7
内容紹介

世界に誇る日本文化のひとつ、漫画・アニメーション。その祖ともいわれる「鳥獣戯画」だが、特に、擬人化された愉快な動物キャラクターたちが登場する有名な甲巻は、数年前から国語教科書に「鳥獣戯画を読み解く」という教材として紹介され、今や大人から子どもまで、その名を知らない人はいないほど人気の作品となりました。東京国立博物館で甲乙丙丁の4巻すべてが紹介されることとなったのをきっかけに、これまでの甲巻だけではなく、4巻を通して鳥獣戯画の部分だけでなく、人物戯画の部分も紹介し、作品全体を通して読み解いていきます。本書の特徴として、シリーズ3冊の巻頭とおして甲巻すべての場面を掲載しています。また、教材の補足にできるように「やってみよう」「チャレンジ」「日本文化について知らべてみよう」など自分で調べてまとめる方法などを紹介しています。

目次

はじめに 2

絵巻ってどんなもの? 3

この本の使い方 6

『鳥獣戯画』って、どんな絵巻? 8

 

甲巻の場面のうつりかわり

 

うさぎとさるの水遊び 10

うさぎとかえるの賭弓 11

さるを追いかけるうさぎとかえる 12

かえるとうさぎの相撲 13

かえる本尊の法会 14

<やってみよう>秋の草花を見つけよう 16

 

乙巻の場面のうつりかわり

 

野生の牛・たかの群れ 18

 

丙巻の場面のうつりかわり

 

【人物戯画】

首引きと腰引き 20

<やってみよう>「つなぎ役」を探してみよう 21

【動物戯画】

競馬から蹴鞠まで 22

へびの登場 23

 

丁巻の場面のうつりかわり

 

験競べから法会 24

木遣りから法会 26

印地打から牛の逃亡 28

<やってみよう>似ているところを見つけよう 30

 

チャレンジ!①パラパラマンガをつくってみよう 32

チャレンジ!②絵巻をかいてみよう 34

日本文化について調べよう[狂言] 36

さくいん 38

著者紹介

三戸 信惠(みと のぶえ)

山種美術館特任研究員
1967年広島県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。サントリー美術館に勤務し、「鳥獣戯画がやってきた」展などを企画・担当。2010年より現職に就き、日本画を中心とした展覧会の企画に携わる。専門は日本絵画史。著書に『かわいい琳派』(東京美術)、『色から読み解く日本画』(エクスナレッジ)など。