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産廃コネクション

産廃コネクション 産廃コネクション
発行年月 2002年11月刊行
価格 定価 本体 1,600+税
判型 四六判
装丁 上製
ページ数 235ページ
ISBN 978-4-87290-142-9
目次

目次

第1部 不法投棄という構造的犯罪

第1章 産廃処理の二重構造
・少なすぎる公式統計は崩壊の悲劇か
・川の流れに似て非なる
・何が不法投棄されているのか
・不法投棄の経済学

第2章 不法投棄シンジケート
・不法投棄という犯罪
・産廃処理システムの方かい
・ダンプと捨て場のネットワーク
・再委託ネットワーク
・ブラックマネーと企業舎弟化

第2部 産廃コネクションの実像

第1章 穴屋
・穴のいろいろ
・不法投棄の適地―穴屋と地上げ屋
・穴のドラマ
・穴屋の経済学

第2章 一発屋
・暗闇紛れて
・一発屋の経済学
・収運の許可は必要か

第3章 保積
・収運の錬金術師
・あなどれない収益力
・一括受託の旨味
・不法投棄の中間拠点
・もぐり保積

第4章 中間自社処分場
・産廃郊外の主犯といわれるが
・最大の抜け道
・自社処分場の裏技
・生き返る化石

第5章 建設系自社処分場
・最大の産廃
・解体業の冬
・ハウスメーカーの取り組み
・自社物偽装の手口
・小型焼却炉は儲かるか?

第3部 迷走する産廃処理システム

第1章 中間処理施設
・奥が深い中間
・中間の方程式―一夜にして消える産廃の山
・計量のトリック
・小さな巨人―小型炉で大きく儲ける
・焼却炉の復権
・焼却がだめなら破砕があるさ
・ローテクの美学―不法投棄にささえられた中途半端な処理
・ゼロエミッションと中間

第2章 最終処理場
・産廃ドリームのゴール
・処分場不足と産廃戦争―不法投棄と処分場の共存関係
・許可取得の裏側
・最終処分の経済学
・空文化した安定型つぶしの基準
・大企業だけを相手にする殿様商売の管理型
・墜ちた最終処分場―延命のための奥の手
・最終処分場が満杯にならない理由
・ハイテク最終処分場は必要か?

第3章 リサイクル
・ダブルインカムノーダスト
・リサイクルか不法投棄か?―有価物偽装の手口
・リサイクルの虚実1 解体物
・リサイクルの虚実2 廃プラ
・リサイクルの虚実3 廃家電と廃自動車
・リサイクルの虚実4 汚泥
・リサイクルの虚実5 容器包装

第4部 産廃戦争を終わられるために

第1章 産廃Gメン
・警察と行政
・ディフェンスからオフェンスへ
・千葉県のグリーンキャップ

第2章 不法投棄対策への緊急提言
・こうすれば不法投棄はなくなる
・中間処理施設の増設により、最終処分と不法投棄を同時に減らす
・地域の環境を守る
・業界内システムを確立する
・リサイクルに市場原理を徹底する
・汚染された自然を再生する

あとがき

著者紹介

石渡 正佳(いしわたり まさよし)

1958年生まれ。
日本大学経済学部卒。1981年に千葉県入庁。
社会福祉、予算、医療などの担当を歴任した後、1996年から産業廃棄物行政を担当し、現在千葉県で活躍している産廃Gメン「グリーンキャップ」の創設にかかわった。
2001年には、全国でも最大級の不法投棄常襲地帯といわれた銚子地域の監視チームリーダーとして、短期間で同地域の不法投棄ゼロを達成した。
専門は財務分析で、税務調査的な立ち入り検査手法によって集められたデータの分析によって、不法投機常習犯地帯といわれた銚子地域の監視チームリーダーとして、短期間で同地域の不法投棄ゼロを達成した。専門は財務分析で、税務調査的な立入検査手法によって集められたデータの分析によって不法投棄の実態やアウトローの経済を構造的に解明した著書『産廃コネクション』(WAVE出版)が話題を集めた(2003年日経BP-BizTech図書賞受賞)。
現在、現役公務員として、不法投棄を撲滅するための経済界を巻き込んだ取り組みや、地方自治改革などについて、全国的な講演活動を展開している。
その他の著書に『不法投棄はこうしてなくす―実践対策マニュアル』(岩波書店)、『利権クラッシュ』(WAVE出版)など。