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● 発行年月 | 1999年1月刊行 |
● 価格 | 定価 1,540円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 203ページ |
● ISBN | 978-4-87290-046-0 |
序章 だれも言わない金融問題の本質
・銀行が墜ちた日
・変わり身の早い銀行
・「超低金利政策」は銀行のためだけのもの
・「善良で健全な借り手」とは
・預金金利と貸出金利の利息格差が赤字企業を生み出している
第1章 銀行の異常な貸し渋り・強硬回収の実例
・あなたの会社にも危機が迫っている
・[異常な行動1]ウソつきになった銀行員
・<事例1>バンカーとしての見識を捨てた銀行
・[異常な行動2]債務者の預けた定期預金は解約できない
・<事例2>理屈の通らない銀行の解約拒否
・<事例3>一方的な論理の果てに「緊急拘束」を持ち出す銀行
・[異常な行動3]手形貸付の形式は危険
・<事例4>不渡り報告をちらつかせる銀行の手口
・[異常な行動4]銀行の強硬回収はマチ金も顔負け
・<事例5>白紙の「債権譲渡通知書」
・<事例6>とれるものなら何でも担保にとる銀行
・[異常な行動5]死語と化した2つの言葉「新規開拓」と「シェアアップ」
・<事例7>銀行に言われるままに契約変更した場合
・<事例8>特定業種であれば業績に関係なく整理回収銀行扱い
・[異常な行動6]銀行は非を認めない
・<事例9>詐欺まがいの取引でも謝らない銀行
・<事例10>非を認めないながらも納得できる回答
第2章 「貸し渋り」危険な銀行の見分け方
・「貸し渋り」のキーワードを考える
・[危険な銀行1]上位都市銀行
・[危険な銀行2]地方を拠点とする地銀の地元以外の支店
・<事例11>銀行員は自らの守秘義務すら守れない
・[危険な銀行3]経営不安の噂のある銀行
・[危険な銀行4]地元で不評の銀行
第3章 異常な時代を乗り切る銀行対策
・[対策1]3つの鉄則で銀行を選ぶ
・<鉄則1>身丈にあった銀行を選ぶ
・<鉄則2>地元重視、とりわけ信用金庫
・<鉄則3>業態の違う複数行取引を
・[対策2]貸し渋りの兆候を見逃さない
・「貸し渋り」とは何か?
・お金の3つの要素「量・質・時」
・兆候が見られたら対抗策を
・[対策3]自社が銀行の選別「格付」のどのランクかを知る
・以前の格付は前向き5段階評価
・現在の基準はリスク重視の消極的な格付
・銀行の格付に将来性の評価は小さい
・[対策4]「なりゆき経営」から「計画経営」へ返信する
・銀行の発想は「算数的」
・「計画経営」に必須の3つのデータ
・[対策5]「社会的批判」と具体的データで銀行に対抗する
・“力”も“裁判”ももはや銀行には通用しない
・正論をもってロビーの客を味方につける
・データを示して銀行の理解を得る
・[対策6]「リスケジュール」を即実行する
・具体的に見るリスケ折衝のやり方
・銀行にある決済場所・口座は他行にシフトさせる
・最初は強引に暫定返済を実行する
・主導権をつかんだら対決から協調へ
・リスケは正常な返済方法に戻すこと
第4章 貸し渋り・強硬回収はまだまだ続く
・信用保証協会特別融資の危険なワナ
・膨大な量の公的資金の内訳
・保証協会特別枠の間違った使い方
・保証協会枠の借入金でプロパー返済をしない
・銀行への借入返済が企業の資金繰りを圧迫している
・マル保の全額を銀行に吸い取られる
・銀行が保証協会付き融資をセールスする理由
・あなたの会社も貸し渋りの例外ではない
・これで貸し渋り問題は解決するのか?
・公的金融機関の資金枠の甘い誘惑
・銀行は貸せる会社に寄り集まる
・不良債権はまだまだ隠されている
・一気に貸し渋りを解消するには
・間に合わせ的な公的資金投入は効果がない
・預金利息は安すぎ、マンションの賃料利回りは高すぎ
・私の政策提案「買い取り公社式不良債権処理」
おわりに