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捨て猫を救う街 |
浅井登美子
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2000年1月刊行 |
定価
本体 1,300円+税 |
ISBN 4-87290-087-1 |
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この子たちは、私が救う! 街角で一生懸命生きる猫たちを必死で救い育てる人々と、 それを嫌悪し、いじめる人々のすさまじい闘いを描く! |
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目次
プロローグ ネコはなぜ魅了的か
「ネコの価金五両」の時代もあった
――民俗学にみる猫と人との共存 作家は猫が好き
――作品に登場する猫の魅力 東京の野良猫は十一万匹
――彼らが幸せに生きられる道は? 二十一世紀は人と自然と動物が共生する都市に
第1章 猫たちと共に暮らす――私の愛した猫たち イノ吉、マンタ、笛子/「なぜ猫なんだ」/少女のころ、いつも猫がいた/ネリは東京から信州へ/野鳥たちの家/ 野鳥の家に猫一家が侵入する/散歩が好きなパーク/若くして逝ってしまったトメ/水道橋の猫たち
第2章 「ペット飼う人出て行って!」――ある団地のペット闘争十年史 1.「猫は人間よりも先に住んでいた」 ペット闘争は人間対人間/ベイエリアの二十一世紀型都市/「財産的価値」を守るためなら/ 入居者の満足度がダントツに高い団地/犬猫の恰好の捨て場に/年金おじいさんの餌やり 2. 「ペット飼う人は出て行ってもらおう」 非難するために集まったヒステリック集団/「ペットの会」をつくってペットにも市民権を!/ 飼い主とペットの写真を集会所に貼る/マタタビで捕獲して、無人埋立地に捨てる人々/ペット嫌いの夫婦の典型
第3章 猫たちを守る闘いが始まった――ある団地のペット闘争十年史? 1. 動物と共生するってどういうこと? 嫌がらせにもめげない/「動物と共生する品川支部」の発足/外猫の避難場所/ 実名で猫飼育を非難してそれを全戸配布/警察は何の手も打ってくれない/ 「一代限り」に違反したという理由で告訴され、敗訴 2. お騒がせなペット嫌いたち 手前味噌ですが、とても魅力的な猫おばさんたち/猫おばさんに牙をむいてくる人たち/石を投げる男性に抗議文/ 階段猫ドロシーが危ない!/“自己チュ−”な新入居者/三田は外猫も幸せ/子どもを猫嫌いの言い訳に使うな/ 次は階段にクレゾール/東京下町に「ペット可」のマンションを見つけた/けもの嫌いは人間失格?
第4章 捨て猫を救う街と人々 1. 野良猫の救済活動をする猫おばさん・猫おじさんたち 上野の森で昼と夜に餌やり、見回り――長谷川清さん すべてを命ある猫たちのために――松坂茂代さん 会員に客観的に冷静に行動するアドバイスも――田辺英夫さん 十年かけて外猫の餌やりを認めさせた――永谷千恵さん 不幸な猫は私と仲間が守る!――結昭子さん 2 猫のまわりは危険がいっぱい 里親として手放した子らが、実験用に!――猫だましとり事件 飼い主の非難にペットを使うマイホームママたち 3 猫を愛する街――地域猫を広める運動 「お寺は僕たちの修行の場だニャン」――回向院鎌倉M寺を訪ねて 「地域猫」の証しはみどりの首輪と寝床小屋――横浜市磯子区の取り組み ポッポの散歩 浅草橋には元祖〔猫おじさん〕がいる
資料/猫救済に役立つINFORMATION 管理組合や町内会が野良猫の捕獲を計画しているのを止めさせるには 犬猫を介して会話がはずむ――福祉施設が注目するコンパニオン・アニマル 犬猫の糞にふれると回虫に感染? ペット飼育の好き嫌いは?――飼育しているペットの状況 スモールアニマルシェルターの設置をめざして――ABC直営の首都圏に 捨て猫に関する問い合わせ先 あとがき 参考文献 |
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ワンワンワン |
捨て犬たちの小さなおはなし |
さかざきちはる
絵と文
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